固定ポートL3管理型Ethernetスイッチ

HPE Aruba Networking CX 10000 Switch Seriesは、柔軟で革新的なアプローチにより、従来のエンタープライズデータセンターだけでなく、新しい分散型、エッジ型、コロケーション型の複数のデータセンターにおいて、セキュリティ性能、アジリティ、拡張性のニーズに対応します。 

CX 10000シリーズは、完全にプログラム可能なAMD Pensando DPUに、データセンター、キャンパス、エッジに対応する最高レベルのネットワークオペレーティングシステムであるHPE Aruba Networking CXスイッチオペレーティングシステム (AOS-CX) を組み合わせたスイッチの一種です。このためCX 10000スイッチでは、従来のL2/L3スイッチに比べて数分の1のTCOで拡張性とパフォーマンスが大幅に向上したソフトウェア デファインド サービスを、インラインで大規模に、ワイヤースピードで提供できます。 

アクセス、リーフ、トップオブラック (ToR)、End of Row (EoR) としてデータセンターに設置されると、柔軟なサービスデリバリが可能になります (キャンパスまたはエッジデータセンター設計のアグリゲーションレイヤーに設置される可能性もあります)。

最新情報

  • 分散型サービススイッチのカテゴリ。
  • HPE Aruba Networking CXにはプログラマブルDPU (Pensando Elba1) が内蔵されています。
  • HPE Aruba Networking Fabric Composerにより、ネットワークおよびセキュリティポリシーを統合。
  • サードパーティベンダーとのセキュリティエコシステムの統合。
  • 既存のAruba AOS-CXクラウドネイティブスイッチを利用。

機能

ネットワーク帯域幅とパフォーマンスを向上

HPE Aruba Networking CX 10000 Switch Seriesは、ネットワーク全体のトラフィックを中央のポリシー適用ポイントとの間で行き来させることが現実的ではなくコストがかかる場合に、高度なネットワーキングおよびセキュリティサービスを分散させ、他にはないパフォーマンスと拡張性を実現します。

サービスネットワークアクセスレイヤーのエッジで簡単にサービスを活用できます。

スイッチングとルーティングはどちらも、多くの帯域幅を使用する現在および将来のアプリケーションのニーズにワイヤースピードで対応します。CX 10000スイッチでは3.6Tbpsの双方向スイッチング、および2,000Mppsの転送が可能です。

セキュリティアプライアンスのスプロール化とコストを抑制

CX 10000スイッチは、ローカルトラフィックを中央のチョークポイントとの間で往来させる必要をなくすことでネットワーク帯域幅とパフォーマンスを向上させ、アプライアンスのスプロール化による複雑化とコストを抑えつつ、セキュリティポスチャの強化につなげます。

CX 10000スイッチは、これらの高度なサービスをデータセンターエッジに分散し、一元的なネットワークとセキュリティの自動化、およびポリシー管理を実現できる、魅力的なアーキテクチャーの選択肢となります。

ゼロトラストとマイクロセグメンテーションを拡張

HPE Aruba Networking CX 10000 Switch Seriesでは、オペレーターは、クリティカルなエンタープライズアプリケーションの近くにあるすべてのポートにインラインで提供される、800Gの分散型マイクロセグメンテーション、East-Westファイアウォール、NAT、暗号化、およびテレメトリサービスを利用して、業界標準のリーフスパインネットワークを拡張できます。

専任のSecOpsチームを擁する組織は、特定のセキュリティのロールと責任に基づいてAMD Pensando Policy and Services Manager (PSM) を活用することにより、拡張性とフォールトトレランスを高めることができます。

ゼロトラストセグメンテーションをあらゆるタイプのホストのデータセンターにまで拡張

ネットワークトラフィックのフロー、帯域幅、パフォーマンスを最適化することで、サービス連携に伴う運用の複雑さを軽減します。

運用の簡素化

CX 10000スイッチはFabric Composerと統合することで、スイッチファブリック全体にわたるネットワーク管理とセキュリティ管理の一元化、スイッチおよびネットワーク構成の自動化、セキュリティポリシーの統合とファイアウォールの分散が可能になります。

CX 10000スイッチをREST APIで統合することで、Advanced Security ML (XDR)、Application Dependency Mapping (ADM)、Network Performance Management (NPM)、SIEM/SOAR、ファイアウォールコンプライアンスルール、IDグループマッピングツールなどのセキュリティおよびネットワークパフォーマンスツールにフローデータが提供されます。

このスイッチは、数多くのクリティカルで複雑なネットワークタスクを自動化および簡素化する最新のデータベース駆動型オペレーティングシステムである、CXオペレーティングシステムが基盤となっています。

  • [1] Pensando®は、米国およびその他の国におけるPensando Systems Inc.の登録商標です。
    AMDは、Advanced Micro Devices, Inc.の登録商標です。すべての第三者の商標はそれぞれの所有者に帰属します。