EVPN-VXLAN
EVPN-VXLANとは

EVPN-VXLANは、既存の物理ネットワーク上にネットワークオーバーレイとしてレイヤー2の接続性を拡張するネットワークファブリックを指します。キャンパスやデータセンターにおいて、より俊敏でセキュア、かつ拡張性の高いネットワークを構築するためのオープン規格テクノロジーです。

マドリード・バラハス空港ターミナル4の天井の眺め。
  • EVPN-VXLANの説明
  • EVPN-VXLANの仕組み
  • EVPN-VXLANの台頭
  • HPE Aruba NetworkingによるEVPN-VXLANファブリックオーバーレイの構築
  • EVPN-VXLANに対応するHPE Aruba Networking CXスイッチは以下のとおりです。
  • ネットワークオーバーレイベースの自動化
EVPN-VXLANの説明
歩きながら話している2人のビジネスパーソン。

EVPN-VXLANの説明

EVPN-VXLANはオープンな標準テクノロジーであり、既存の物理ネットワーク上にネットワークオーバーレイとしてレイヤー2の接続性を拡張するネットワークファブリックを実現することで、従来のVLANベースのネットワークの制限を解消します。EVPN-VXLANの構成要素は次のとおりです。

  • Ethernet VPN (EVPN) はオーバーレイコントロールプレーンとして使用され、IPまたはMPLSネットワーク上で異なるレイヤー2/3ドメイン間の仮想接続を実現します。
  • Virtual extensible LAN (VXLAN) は一般的なネットワーク仮想化オーバーレイプロトコルで、レイヤー2のネットワークアドレス空間を4000から1600万に拡張します

EVPN-VXLANのメリット

EVPN-VXLANが普及し始めた理由は、企業にとって以下の表に示すようなメリットがあるからです。

メリット
対応するEVPN-VXLANの機能

柔軟性

EVPN-VXLANは複数のプロトコルをサポートし、アーキテクチャー要素をVPNなどの他の一般的なネットワークサービスと共有しているため、既存のネットワークと簡単に統合できます。

拡張性の向上

EVPN-VXLANベースのアーキテクチャーにより、企業はアンダーレイネットワークを設計し直す必要なく、新しいスイッチを簡単に追加できます。

セキュリティの強化

綿密なセグメント化により、ITチームはネットワークで接続されているすべての要素間のトラフィックフローに制約を課すことができるため、セキュリティ体制を強化し、攻撃の影響が及ぶ範囲を制限できます。

パフォーマンスと耐障害性の向上

ネットワークデバイス間のレイテンシは、特にスパインリーフ アーキテクチャーではより簡単に予測できます。単一のスパインまたはリーフの障害は、ファブリック全体のパフォーマンスにそれほど大きな影響を与えません。

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