エンタープライズハイブリッドクラウド
ハイブリッドクラウドとは

ハイブリッドクラウドは、プライベートクラウド (オンプレミスデータセンター) とパブリッククラウドを組み合わせたコンピューティング環境です。この統合により、データとアプリケーションを両者間でシームレスに移動できるようになり、柔軟性、拡張性、コスト効率、セキュリティが向上します。

エンタープライズハイブリッドクラウドは、プライベートクラウド内の機密データの制御を維持しながらパブリッククラウドの広範なリソースを活用するため、変化するビジネスニーズに適応できる拡張性に優れたソリューションとして利用できます。さらに、オンプレミスとパブリッククラウドのリソースの使用をバランスよく行うことができるため、コストを最適化できます。

エンタープライズハイブリッドクラウドの展開では、仮想化、コンテナ化、ストレージツール、およびソフトウェアデファインド ネットワークによってリソースにアクセスするとともにリソースを管理します。このアプローチにより、企業は各種アプリケーションを迅速に移行し、規制コンプライアンス要件を満たすことができます。

オンプレミスデータセンターとクラウド環境間の効率的な接続を確保するには、エンタープライズハイブリッドクラウド ネットワーキングが不可欠です。これには、LAN、WAN、VPN、APIなどのテクノロジーを使用して信頼性の高い通信チャネルを確立することが含まれます。

エンタープライズハイブリッドクラウドは、スケーラブルで適応性の高いソリューションを提供します。
  • ハイブリッドクラウド市場の規模と成長速度 (2024~2029年)
  • ハイブリッドクラウドのコンポーネント
  • 企業がハイブリッドクラウドを利用する理由
  • ハイブリッドクラウドを使用するメリット
  • ハイブリッドクラウドの課題
  • ハイブリッドクラウド環境の仕組み
  • ハイブリッドクラウドの導入方法
  • HPEが提供するハイブリッドクラウドソリューションとサービス
ハイブリッドクラウド市場の規模と成長速度 (2024~2029年)
ハイブリッドクラウド市場の規模と成長速度 (2024 ~ 2029 年)
ハイブリッドクラウド市場の規模と成長速度 (2024 ~ 2029 年)
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ハイブリッドクラウド市場の規模と成長速度 (2024 ~ 2029 年)

  • ハイブリッドクラウド市場は、2024年の1,296.8億米ドルから2029年には3,522.8億米ドルに拡大し、CAGR 22.12%で成長すると予測されています。
  • アジア太平洋地域は最も急速に成長している市場であり、北米が最大の市場シェアを占めています。
  • 主要企業としては、シスコシステムズ社、HPE、アマゾン ウェブ サービス社、アクセンチュア社、IBM社などが挙げられます。
ハイブリッドクラウドのコンポーネント

ハイブリッドクラウドのコンポーネント

企業は、ハイブリッドクラウドの主な構成要素を把握することにより、その堅牢なアーキテクチャーと利用可能な機能を最大限に活用してクラウド戦略を強化し、デジタルトランスフォーメーションを実現することが可能になります。

  • オンプレミスデータセンター: オンプレミスデータセンターとは、組織の敷地内にあるデータセンターのことです。オンプレミスデータセンターは、組織のデータとアプリケーションの管理をサポートするストレージシステム、サーバー、ネットワークインフラストラクチャ、およびハードウェアで構成されています。コンピュートリソースを仮想化することで、プライベートクラウドをオンプレミス インフラストラクチャで運用することが可能になります。
  • パブリッククラウド: パブリッククラウドは、サードパーティのサービスプロバイダーのサポートにより、コンピューティングリソースとサービスがインターネット上で提供されるクラウドコンピューティングモデルです。仮想マシン、ストレージ、アプリケーション、および開発/展開環境で構成されており、同じインフラストラクチャを利用してさまざまな企業に提供されます。企業は、従量制課金モデルでパブリッククラウドサービスを利用でき、必要に応じて自由にリソースを追加または削除できます。
  • プライベートクラウド: プライベートクラウドは、1つの企業専用のクラウドコンピューティング環境であり、パブリッククラウドに比べてカスタマイズが容易で高度なセキュリティを備えています。また、アクセス制御、柔軟性、スケーラビリティ、簡単なサービスデリバリなどのメリットも得られます。企業は、機密書類、個人情報、知的財産などのリスクの高いデータのプライバシーと完全性を維持する目的で、プライベートクラウドを選択しています。プライベートクラウドはシングルテナント環境でもあり、すべてのリソースが1つのクライアント専用となります。
  • ハイブリッドクラウド管理プラットフォーム: ハイブリッドクラウド管理プラットフォームは、プライベートクラウド環境とパブリッククラウド環境を組み合わせたものであり、両クラウドインフラストラクチャのワークロードを制御、プロビジョニング、自動化できます。ハイブリッドクラウド環境全体にわたってリソースの有効活用、迅速な統合、一元管理が可能になります。ユーザーは、セキュリティおよびガバナンスポリシーに従うとともに、ワークロードのインベントリを把握し、SLAに同意する必要があります。ハイブリッドクラウド管理は、セルフサービス、サービスアグリゲーション、ワークロード管理、コスト分析、管理、リリース、および展開オーケストレーション機能を提供します。
  • ハイブリッドクラウドの自動化とオーケストレーション: クラウドオーケストレーションでは、複数のクラウドシステムにおける自動化タスクの管理を単一のプラットフォームに集約します。オーケストレーションレイヤーによって管理を一元化することで、マルチクラウド環境全体で相互接続ワークフローの作成が可能になります。ワークロード自動化では、すべてのハイブリッド環境 (ハイブリッド/マルチクラウド) がオーケストレーションされます。自動化により、クラウド業務や重要なタスクワークロードの管理に必要な時間が大幅に短縮され、ビジネスの効率と生産性が向上します。
企業がハイブリッドクラウドを利用する理由

企業がハイブリッドクラウドを利用する理由

企業は次のような理由でハイブリッドクラウドを利用しています。

  • ワークロードの最適化: ハイブリッドクラウドは柔軟性に優れており、クリティカル ワークロードを専用のインフラストラクチャで実行することでセキュリティとコンプライアンスを確保します。
  • リソースのスケーラビリティ: 企業は、ニーズに応じてリソースを拡張/縮小できます。ワークロードが増大したときも、追加費用を支払って新しいリソースを購入することなく、既存のリソースを活用することで、平常時の低使用率を回避できます。
  • 事業継続性: ハイブリッドクラウドは、プライベートクラウドとパブリッククラウドの間でデータとアプリケーションを複製することで、システム障害が発生した際の事業継続性を確保します。
  • 低コスト: 企業は、さまざまなワークロードに合わせて低コストのインフラストラクチャを選択できます。従量制課金モデルは、コスト最適化の手法としても優れています。
ハイブリッドクラウドを使用するメリット

ハイブリッドクラウドを使用するメリット

  • 柔軟性と拡張性の向上: ハイブリッドクラウドでは、パブリッククラウドとプライベートクラウドに動的にリソースを拡張し、需要のピーク時にパフォーマンスを最適化しつつ、機密データの制御を維持できます。
  • セキュリティおよびコンプライアンス上のメリット: ハイブリッドクラウドは、機密データをセキュアなプライベートクラウドで維持してコンプライアンス要件に対応するとともに、機密性の低いワークロードをパブリッククラウドに移行してセキュリティリスクを軽減することでバランスを取ります。
  • コスト効率の最適化: ハイブリッドクラウドは、機密性の低いタスクにはコスト効率の高いパブリッククラウドサービス、ミッションクリティカルなアプリケーションには潜在的にコスト効率の高いプライベートクラウドといったように、ワークロードを戦略的に割り当てることでコストを最適化します。
  • ディザスタリカバリと事業継続性: ハイブリッドクラウドモデルは、パブリッククラウドとプライベートクラウド間で重要なデータを複製してディザスタリカバリを強化し、環境間のシームレスな切り替えを可能にすることで中断のないビジネスオペレーションを実現します。
  • パフォーマンスの向上とレイテンシの短縮: ハイブリッドクラウドアーキテクチャーは、レイテンシが許されないアプリケーションをエンドユーザーに近いプライベートクラウドに配置することでパフォーマンスを最適化する一方、機密性の低いワークロードにはパブリッククラウドプロバイダーのグローバルインフラストラクチャを活用するため、ユーザーエクスペリエンスが向上します。
ハイブリッドクラウドの課題

ハイブリッドクラウドの課題

企業は、ハイブリッドクラウド環境がもたらすさまざまな課題に対処し、データ漏洩や重大な悪影響を回避する必要があります。そのための適切な措置を戦略的に計画して実施することが重要となります。

  • セキュリティ: クラウドに保管されているすべての情報のプライバシーを維持することが求められます。クラウドサービス企業がデータの完全性を保証している場合でも、厳格なセキュリティ対策を導入し、データ暗号化技術やアクセス制御監視を利用しながらデータ漏洩を防止し、アクセス管理を監視しつつ法令を遵守する必要があります。主な攻撃の例として、マルウェア攻撃や個人情報の盗用などがあり、経済的損失や信用低下を招く可能性があります。
  • ネットワーキング: ハイブリッドクラウド環境では、複雑なネットワーク構成、帯域幅の制限、ネットワークのレイテンシなどの課題に直面します。VPN接続やリース回線では、オンクラウド環境とオンプレミスクラウド環境との間で効率的な接続を確立できない場合があります。また、暗号化、侵入検知システム、ファイアウォールといったセキュリティ技術の導入が困難になることもあります。必要な帯域幅を確保してレイテンシを低減することで、クラウド環境間のデータ転送をサポートする必要があります。
  • コスト: 企業が複数のクラウド環境間で大量のデータを転送していると、追加コスト (サービスプロバイダーから請求される費用など) の負担や、データ移行戦略の最適化によるコスト低減が求められる場合があります。また、企業ではさまざまなソフトウェアソリューションとライセンスが必要になりますが、適切に管理されていないと、余分なコストが発生する場合があります。その他にも、運用コスト (監視、管理、サポート)、ベンダーロックインのコスト (異なるクラウドサービスプロバイダーとの連携)、ハイブリッドクラウドインフラストラクチャのコスト (ソフトウェア、ハードウェア、ネットワーク機器) などが発生します。
  • オブザーバビリティ: システムが生成するデータに基づいて、システムの現状を測定する機能を提供します。利用できるすべての入力データを検証することで、分散型システムを完全に把握することができます。ダッシュボードでパフォーマンス指標を提示することでITチームによる問題の特定と修正をサポートするクラウド監視ソリューションとは異なり、オブザーバビリティプラットフォームは、インフラストラクチャ全体から収集されたログ、トレース、評価基準を利用して、問題が顕在化する前に通知します。  オブザーバビリティは、クラウドネイティブアーキテクチャーに有効なツールですが、制約もあります。動的なマルチクラウド環境は複雑さを増しており、多くの従来型オブザーバビリティプラットフォームでは、原因との関連付けや、ビジネス成果の向上につながるアクション、機能、アプリケーション、エクスペリエンスの識別が困難になっています。インフラストラクチャ、開発、運用、およびビジネスチームのサイロ化も、多くの重要なインサイトが見落とされる要因となっています。
  • 負荷分散: クラウドワークロード分散では、ワークロードを複数のコンピューティング環境に分散させ、各環境にアクセスするネットワークトラフィックのバランスを調整します。入ってくるトラフィックを複数のサーバー、ネットワーク、またはその他のリソースに転送することで、組織全体のワークロードのニーズに対応できます。また、負荷分散によってパフォーマンスを向上させ、サービスプロビジョニング時の障害を回避できます。ワークロードまたは負荷分散によってサービスの需要をプラットフォーム間で分散させるだけでなく、複数の地域に分散させることも可能です。クラウドベースの負荷分散では、ハイブリッドクラウドベースのスケーラビリティ、可用性、アジリティを活用して分散したワークロードのニーズに対応することで、パフォーマンスを向上させてコストを削減できます。
  • データのアクセシビリティ: クラウド、そしてハイブリッドクラウド環境には、データ保護機能が求められます。データが複数のクラウドプラットフォームや拠点に分散している場合は特に、適切なユーザーがデータにアクセスできることが、セキュリティおよび保護ポリシーの要点となります。ハイブリッドクラウドでは、エコシステム内で重大なデータ漏洩が発生するリスクが増大しますが、その一方で、生産性を確保して組織を成長させるには、ユーザーグループにアクセス権を付与することが必要となります。堅牢なセキュリティ、プライバシー、およびコンプライアンスを維持しつつ、可能な限り広範なユーザーにアクセス権を付与することは、セキュリティチーム、CloudOpsチーム、DevSecOpsチームにとって大きな課題となっています。
  • マルチクラウドITOps: マルチクラウド環境におけるITOpsの役割は、従来型オンプレミス環境での従来の技術や手法と同じではありません。ハイブリッドクラウドでは、管理タスクの効率化と自動化に重点を置く必要があります。ITOpsの目的は、パフォーマンスに優れた共通のIT環境を提供することにあるため、クラウドプラットフォームに移行するワークロードの増加に対処する必要がありますが、ワークロードはさらに複雑で、レガシーオンプレミス環境と関連付けられています。ITOps部門は、主要なアプリケーションのワークロードパフォーマンス、コアシステムの機能と信頼性、構成変更の自動化によるパフォーマンス全体の管理に注力しています。多くの組織では、ハイブリッドクラウドの導入レベルに応じて、ITOpsチームが、DevOps部門とセキュリティ部門を統合したCloudOpsチームへと進化しつつあります。
ハイブリッドクラウド環境の仕組み

ハイブリッドクラウド環境の仕組み

企業は、ローカルのオンプレミスリソースにプライベートクラウドとサードパーティのパブリッククラウドサービスを組み合わせてハイブリッドクラウドサービスを使用し、組織は、コンピューティングのニーズに変化に合わせてパブリッククラウドプラットフォームとプライベートクラウドプラットフォーム間でワークロードを移動できるよう、これら3つにインストゥルメンテーションを分割します。

ハイブリッドクラウドモデルは基本的に、オンサイトとオフサイトのプラットフォーム間で情報を共有することで機能し、プラットフォーム間の相互接続性は、データの仮想化とそれに続くAPI (アプリケーションプログラミングインターフェイス)、VPN (仮想プライベートネットワーク)、WAN (ワイドエリアネットワーク) などの接続ツールや接続プロトコルの活用によって実現されます。

ただし、ハイブリッドクラウドモデルを管理するプロセスは、単にアプリケーションをそのままクラウドに移行するだけにとどまらず、IT部門はリソースが互いにやり取りを行えるように構成する必要もあります。さらに、ユーザーのトレーニングに加え、投資を増大させる要因となる、長期間にわたる展開とメンテナンスの両方を確実に行うための時間も必要です。

ハイブリッドクラウドコンピューティングへの移行は、このように多くのリソースを必要とするプロジェクトとなるため、慎重に検討する必要があります。こうした混在環境は企業の柔軟性を大幅に向上させ、さらに多くのデータ展開オプションをもたらしますが、その一方でIT部門が複雑化への対応に苦慮することになりかねません。

ハイブリッドクラウドの導入方法

ハイブリッドクラウドの導入方法

  • 統合とオーケストレーションの手法: ハイブリッドクラウドを実装するにあたっては、効果的なオーケストレーション手法でパブリックコンポーネントとプライベートコンポーネントをシームレスに統合する必要があります。それにより、異なるクラウド環境の管理とコミュニケーションが統一されます。
  • ワークロード管理のベストプラクティス: ハイブリッドクラウドの実装を確実に成功させるには、ワークロード管理のベストプラクティスに従う必要があります。こうしたベストプラクティスには、機密度と重要度に応じたタスクの優先順位付け、リソース稼働率の最適化、パブリック/プライベートクラウドにおける効率的な拡張の実現などが含まれます。
  • ハイブリッドネットワーキング戦略: オンプレミス インフラストラクチャがパブリック/プライベートクラウドとシームレスに統合されている場合に効果的です。最適なデータ転送とネットワークアーキテクチャーにより、シームレスなコミュニケーションを実現できます。
  • データの同期と整合性: リアルタイムアップデート、およびハイブリッド環境におけるスムーズな情報へのアクセスに不可欠です。これを実現するには、クラウドの場所にかかわらず、慎重に計画を立てて実施する必要があります。
HPEが提供するハイブリッドクラウドソリューションとサービス

HPEが提供するハイブリッドクラウドソリューションとサービス

ヒューレット・パッカード エンタープライズ (HPE) は、ハイブリッドクラウド戦略に合わせてさまざまなソリューションおよびサービスを提供しており、組織に柔軟性と拡張性をもたらすとともに、効率的なITインフラストラクチャ管理を実現します。主なソリューションの概要は次のとおりです。

  • HPE GreenLake: HPE GreenLakeは、組織がオンプレミス インフラストラクチャの制御を維持しつつ、ITリソースを従量制課金モデルで利用できるようにするクラウドサービススイートです。さまざまなソリューションが含まれており、柔軟かつスケーラブルなアプローチでハイブリッドクラウドを導入できます。
  • OpsRamp: HPEが買収したOpsRamp社は、デジタル運用管理を専門とする企業です。統合型インフラストラクチャおよびアプリケーション監視、自動化、サービス管理プラットフォームを提供することで、組織におけるハイブリッドITインフラストラクチャの監視、管理、最適化をサポートします。
  • HPE Edge-to-Cloud Adoption Framework: このフレームワークは、ハイブリッドクラウドへの移行の状況を把握するための仕組みと共通言語を提供するものであり、ベストプラクティスに基づいたベンチマークを行って組織が実行すべき次のステップの優先順位を決定するのに役立ちます。
  • HPE Right Mix Advisor: アプリケーションモダナイゼーションプログラムの戦略を策定するとともに、組織の目標、レイテンシ、セキュリティ、主権、コストなどに応じて、ハイブリッドクラウドプラットフォームの最適な組み合わせを特定するためのアプローチです。
  • HPE GreenLake for Private Cloud Business Edition: 企業にシンプルなプライベートクラウドソリューションを提供します。従量制課金モデルでInfrastructure as a service (IaaS) を提供するため、組織はオーバープロビジョニングすることなく、ニーズに応じてリソースを拡張できます。
  • HPE GreenLake for Private Cloud Enterprise: 大企業向けにカスタマイズされたこのソリューションは、HPE GreenLakeのメリットを拡充し、包括的なプライベートクラウド環境を提供します。複雑なワークロードの管理や大規模なパフォーマンス向上に必要となる、高度な機能が含まれています。
  • HPE Accelerated Migration: Accelerated Migrationは、ハイブリッドクラウド環境へのワークロードのスムーズな移行をサポートするサービスです。専門知識、自動化、ベストプラクティスを組み合わせて移行をサポートすることで、ダウンタイムとリスクを最小限に抑えます。
  • HPE Edge-to-Cloud Transformation Program: このプログラムは、組織がエッジコンピューティングとクラウドサービスを組み合わせて活用できるようにすることに重点を置いています。エッジデバイスおよびデータとクラウドインフラストラクチャをシームレスに接続するためのフレームワークとなり、処理と分析を強化します。
  • HPE Ezmeral Data Fabric: HPE Ezmeral Container Platformの一部であるData Fabricは、スケーラブルな分散型ファイル/オブジェクトストレージソリューションを提供します。データを多用するアプリケーションをサポートしており、ハイブリッドマルチクラウド環境におけるデータモビリティを向上させます。
  • HPE GreenLake for Backup and Recovery: このソリューションは、柔軟性とコスト効率に優れたデータ保護のアプローチを提供します。組織はバックアップ/リカバリサービスを従量制課金モデルで利用できるため、インフラストラクチャをオーバープロビジョニングすることなく、データの耐障害性を確保できます。
  • HPE GreenLake for Disaster Recovery: 事業継続性の確保を目的とするこのソリューションにより、組織はコスト効率の高い方法でディザスタリカバリソリューションを実装できます。従量制課金モデルでは、障害発生時も重要なアプリケーションとデータの可用性が維持されます。HPEのハイブリッドクラウドソリューションのポートフォリオはさまざまなビジネスニーズに対応しており、組織のデジタルトランスフォーメーションジャーニーをサポートするインフラストラクチャ、サービス、管理ツールを組み合わせて提供します。

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