ハイパーコンバージド インフラストラクチャ (HCI)
ハイパーコンバージド インフラストラクチャ (HCI) とは

ハイパーコンバージド インフラストラクチャ (HCI) は、コンピュート、ネットワーキング、ストレージを単一のプラットフォーム組み込むITインフラストラクチャであり、ITリソースの管理と展開の拡張性、柔軟性、アジリティを高めると同時に複雑さとコストを低減させます。

HCIは、基盤となるハードウェアリソースをプールし、必要に応じてそれらをアプリケーションに動的に割り当てる、ソフトウェア中心のアーキテクチャーと仮想化テクノロジーによって実現されます。

ストックホルムの鉄道駅のプラットホームで電車のそばに立っている女性。
  • ハイパーコンバージド インフラストラクチャの主要コンポーネント
  • ハイパーコンバージド インフラストラクチャのメリット
  • ハイパーコンバージド インフラストラクチャを使用すべきケース
  • HPEとHCI
ハイパーコンバージド インフラストラクチャの主要コンポーネント

ハイパーコンバージド インフラストラクチャのコンポーネント

HCIの主要コンポーネントは次のとおりです。

  • ソフトウェア デファインド ストレージ (SDS): 基盤となるハードウェアのストレージリソースにより、柔軟に管理および割り当てることができるストレージの仮想プールが作成されます。
  • ソフトウェア デファインド コンピューティング: コンピューティングリソースは通常、ハイパーバイザーなどの仮想化テクノロジーを通じて、単一の物理サーバー上で複数の仮想マシン (VM) を実行できるようになっています。
  • ソフトウェア デファインド ネットワーク (SDN): ネットワークリソースにより、より柔軟でプログラム可能なネットワーク管理が可能になります。

HCIソリューションは通常、それぞれに独自のローカルストレージと処理能力を備えた、クラスター化されて単一のシステムとして管理される複数のサーバーで構成されます。

HCIシステムの基盤となるハードウェアリソースは、ソフトウェアレイヤーで仮想化および抽象化されており、そのレイヤーによって、必要に応じてさまざまなワークロードに動的に割り当てることができる共有リソースプールが作り出されます。そのため企業は、基盤となるハードウェアコンポーネントを処理することなくワークロードを簡単に展開、拡張、再配置し、より効果的かつ効率的にITインフラストラクチャを管理できます。

HCIは、ITの管理を合理化してコストを減らし、高度なデータセキュリティ機能とディザスタリカバリ機能を提供できる、効率、拡張性、適応性に優れた総合的なプラットフォームを提供します。

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