マネージドセキュリティサービス (MSS)
マネージドセキュリティサービス (MSS) とは
マネージドセキュリティサービス (MSS) は、デバイスとネットワーク全体 (パブリックおよびプライベート) を対象とするサイバーセキュリティサービスです。こうしたサービスはサードパーティプロバイダーにより、通常は従量制モデルで運用されており、ファイアウォールやリアルタイム侵入検知および分析などのセキュリティ機能が含まれます。
マネージドセキュリティサービスが重要となる理由
MSSは、サービスとしてのソフトウェア (SaaS) などの一般的なITメンテナンスに重点を置く標準的なマネージドサービスプロバイダー (MSP) の枠を超え、サイバーセキュリティの提供とデジタル資産およびインフラストラクチャの保護に重点を置いています。サイバー脅威やコンプライアンスの世界は絶えず変化しているため、組織はMSPを活用することでこうした動向の一歩先を行き、脅威に迅速に対応することができます。
マネージドセキュリティサービスのメリット
MSSは、サイバーセキュリティベンダーによって提供されます。これは、企業が社内のリソースを強化するよりも低コストで済むことの多い、スケーラブルなソリューションでサイバー関連の専門知識、インフラストラクチャ、コンプライアンスに関する知見を活用できることを意味します。監視と分析をアウトソーシングすることで、社内のITチームがより重要なタスクに注力してビジネスイノベーションを推進できます。
MSSは通常、企業が多額の設備投資を行わなければアクセスできないような、専用のセキュリティ施設またはコマンドセンターを運営しています。こうしたリソースのリアルタイム監視により、悪意のあるアクティビティを検知して適切なチームに通知し、データや機能に損害を及ぼす前に起こり得る被害を軽減します。
また、サードパーティセキュリティプロバイダーもオンサイトコンサルティング、侵入テストと脆弱性評価、およびレポートを提供しており、脆弱性のリスクを継続的に特定して脅威を解消し、サイバーセキュリティプログラムをきめ細かく調整できるようにサポートしています。
マネージドセキュリティサービスがクラウド環境を監視
クラウド環境の導入が増えるなか、MSSは、同じコスト効率のセキュリティ手法と業界標準を多数使用して、複数のインスタンスを監視できるほか、自動化された対応またはプロアクティブな対応という類似した新たなメリットが得られます。
HPEとマネージドセキュリティサービス
HPEは、ゼロトラストセキュリティやDevSecOpsなどの最新のアプローチとNISTなどの業界標準を含む、エッジ、クラウド、およびデータの専門知識を提供することで、企業があらゆる場所でサイバー脅威に対処できるようにサポートします。HPEのエキスパートが、適応性の高い次世代のセキュリティアーキテクチャーを開発して稼働させるとともに、オンプレミスとオフプレミスのセキュリティとコンプライアンスを一元的に管理し、自動化とインテリジェンスでイノベーションを推進します。
HPEマネージドセキュリティは、コストと人員の削減を実現する包括的なツールを使用し、企業が適切なセキュリティベンチマークに準拠できるよう支援します。このマネージドセキュリティソリューションは、企業が脆弱性とセキュリティ脅威を特定し、対応の優先順位を決定し、修復できるよう支援します。また、このソリューションにより、プラットフォームはセキュリティに関するHPEのベストプラクティスに従って構成されるようになります。