
ワイドエリアネットワーク WAN (ワイドエリアネットワーク) とは
ワイドエリアネットワーク (WAN) では、広域 (多くの場合は複数の都市や国を含みます) にわたって複数のコンピューターを接続することができます。一般的に、組織はブランチオフィスと本社、あるいは企業のデータセンターを接続するためにプライベートWANリンクを使用します。ほとんどの場合、組織は自社でWAN接続を構築する代わりに、サービスプロバイダーから専用回線をレンタルします。WAN接続には、SD-WANやマルチプロトコルラベルスイッチング (MPLS) などのテクノロジーがよく使われます。過去には、X.25、フレームリレー、非同期転送モード (ATM) などのテクノロジーも使用されていました。

- WANについて
- WANの仕組み
- WANの歴史
- 従来のWANとSD-WAN

WANについて
WANは、ネットワークの両端に設置されたルーターを使用し、異なる都市や州、さらには大陸間に至るまでの地理的に広い範囲にわたって複数のローカルエリアネットワーク (LAN) を相互接続します。
WANにはプライベートとパブリックの2種類があります。プライベートWANは、単一の組織が所有し運用するネットワークです。他のブランチオフィスなど、組織内の別の場所にあるデバイスを接続するために使用されます。プライベートWANは通常、専用線または専用回線を使用して構築され、高度なセキュリティと信頼性が確保されています。
一方、パブリックWANは、別の組織に属するデバイスと接続するためのネットワークです。パブリックWANの最も一般的な例は、インターネットです。