監視のためにサーバー上にエージェントをインストールすることに嫌気が差していませんか。HPE Agentless Managementソリューションを活用すれば、管理ソフトウェア (SNMPとRedfish) がホストのオペレーティングシステム (OS) ではなくHPE Integrated Lights-Out (iLO) ファームウェア内で動作するようになるため、ホストのOSのメモリリソースとプロセッサーリソースを解放し、サーバーアプリケーションで使用することが可能になります。OSにエージェントがインストールされず、ネットワークポートを開放する必要がないため、特にインターネットに直接接続することがあるプラットフォームでは、セキュリティ脅威が減少します。HPE Agentless Managementでは、(温度、電力、メモリなどの) 内部の主要なサブシステムのすべてが監視されるうえ、ホストOSをインストールまたは実行しなくても、iLOによってHPE OneViewやHPE Systems Insight Manager (SIM) などのあらゆるデータセンター情報管理システムに直接SNMPの管理アラートが送信されます。オプションのHPE Agentless Management Serviceなら、iLOと通信できない特定のOSやデバイスの情報を収集し、それをPCIeバス上でiLOに送信することが可能です。

最新情報

  • Gen10サーバーとそのオプションをサポート。
  • System Management Assistant (SMA) により、iLOのSNMP情報をオペレーティングシステムを通してその情報を使用するアプリケーションにルーティングすることが可能。通信インターフェイスは、AMSに似ています。
  • SmartアレイとSmartアレイに接続したディスクをiLOから直接監視。
  • Smartアレイに接続したディスクに関する情報の論理および物理ビューを提供。
  • Agentless Management Serviceを活用して、イネーブルメントキットに接続したNVMeディスクを監視。
  • Agentless Management Serviceを活用してソフトウェアインベントリを作成。

機能

iLOファームウェアとオプションのHPE Agentless Management Serviceの監視機能

OSを必要としないSNMP機能を提供してベアメタルサーバーの監視を可能にするiLOファームウェアは、テナントスタックでエージェントを起動できないクラウド環境に最適です。iLOは、セキュアなSNMP v3プロトコルをサポートしています。

オプションのHPE Agentless Management Serviceは、OSに固有の情報を提供します。

HPE Agentless Management Serviceは、SASやSATAに搭載されているチップセットのようなローエンドのデバイスを監視する際にも必要です。こうしたデバイスは通常、iLOなどのピアと通信する機能を備えていないため、iLOから直接監視することができません。

HPE Agentless Management Serviceは、iLO CHIFドライバーを使用してPCIeバス上でiLOと通信します。ネットワーク上で通信が行われることがなく、ネットワークポートを開放する必要がないため、システムが攻撃を受ける可能性が低くなります。

SNMPの実装ではiLOのCPUとメモリが使用されるため、アプリケーションスタックで使用することが可能なリソースを確保できます。

その他のメリット

HPE Agentless Managementは、あらゆるホストOSの構成をサポートする一貫性のあるグラフィカルユーザーインターフェイス (GUI) を提供します。

インテリジェントな非同期型のデバイスであるiLOは、物理サーバー上でデバイスを監視および管理するための単一のネットワークターゲットを提供します。

HPE OneView、HPE SIM、HPE Insight Controlなどの単一の構成ポイントから多数のサーバーを展開して構成するための、業界標準のXML/RESTful APIをベースとする実績ある強力なScripting Toolkitです。

アウトオブバンド通信専用のiLOネットワークポートを使用してデータネットワークから管理ネットワークを分離する機能により、セキュリティが強化され、安定性が向上します。

ホストのLANポート間の通信を管理するソフトウェアをインストールしたり、ホストOSで管理ネットワークプロトコルポートを有効する必要がありません。

お客様のメリット

展開と変更管理に必要な時間が短縮される

セキュリティが強化される

パフォーマンスの向上

運用が簡素化される