5G、AI、ML、IoTなどの新しいデータ主導のテクノロジーは大きな可能性を秘めており、企業が運用を変革できる多くの機会が生まれています。このような機会は豊富にあるものの、新たなテクノロジーは実に多様であり、大きく異なるストレージ最適化が必要になることがあるというのが課題となっています。拡張性の高いHPE StoreEver MSL3040テープライブラリーは、サイバーレジリエントで拡張性と柔軟性に優れたフォームファクターで膨大なストレージ密度を提供し、小さく始めても実際に大きく育てることができます。しかも他のアーカイブストレージ代替品よりも運用コストと所有コストが低く抑えられます。モジュール設計、アップグレード、およびHPE StoreEver MSL LTOアップグレードドライブキットの再利用により、コスト効率の高い方法で最大28.8PBのデータを保存できます。1 HPE StoreEver MSL3040テープライブラリは、非常に優れたエンタープライズ機能を搭載しており、長期的なデータ管理の課題に対応するテープストレージソリューションとともに、ランサムウェアの脅威を防ぐエアギャップソリューションを提供します。
最新情報
- HPE StoreEver MSL3040テープライブラリは現在、最大15個の拡張モジュールをサポートしており、28.8PBまで容量をスケールアップすることが可能です2。
- HPE StoreEver MSL3040テープライブラリ48Uスプーリングキットをご利用いただけるようになりました。このキットにより、MSL3040をご利用のお客様は拡張モジュールを追加できます。
機能
優れた柔軟性を実現する高い拡張性
40~640個までのカートリッジスロットの垂直拡張によって単一の19インチラックに最大28.8PBのデータを保存できるうえ、モジュールを追加するだけでパフォーマンスを向上させて容量を増やすことが可能なため、まったく新しいライブラリに投資する必要はありません。
ラックスペースの使用率を (1Uあたり600TBに) 向上させてコストを削減し、ROIを最大化できます。
1~48台のLTO-9、LTO-8、LTO-7、LTO-6ハーフハイトSAS、またはファイバーチャネル (FC) ドライブを追加することにより、優れたパフォーマンスを得られます。無停止の高速アップグレードにより、ドライブや拡張機能のインストールと構成が容易に行えます。
より適切な答えをより迅速に。あらゆる非構造化データをオンプレミスで管理しながら保存および分析できるようになるため、顧客ニーズの特定、新製品の開発、サプライチェーン、および製造において競争力を高めることができます。
コスト効率の高いテープストレージソリューション
HPE StoreEver MSL3040テープライブラリは、1Uラックスペースあたり13個のカートリッジスロット、または600TB3の容量を提供します。1つのライブラリでスロットを40~640個まで拡張できるため、要件の増大に合わせて機器を交換する必要はありません。
投資保護のために、MSL 1/8オートローダー、またはHPE StoreEver MSL3040テープライブラリのHPE StoreEver MSL2024かHPE StoreEver MSL6480のLTO-6、LTO-7、LTO-8、LTO-9ドライブを再利用できます。既存のライブラリに新しいドライブを取り付けるにあたり、追加のライセンス料は必要ありません。
さらに、パーティション機能を利用すれば、パーティションした各ライブラリをライブラリ内の他のパーティションとは分離した単独のライブラリとしてホストに提供することができます。
エンタープライズクラスの管理性と信頼性
HPE Command View for Tape Libraries (CVTL) により、HPE StoreEver MSL3040テープライブラリは、あらゆるリモート拠点からブラウザーベースのインターフェイスで管理、構成、監視することが可能です。
HPE StoreEver MSL3040テープライブラリでは、データ保護機能とアーカイブ機能の自動化、統合、および簡素化によってスタッフの介入とエラーが減り、リソースが解放されることで費用対効果が大きく向上します。
HPE StoreEver TapeAssureソフトウェアは、すべてのドライブとカートリッジの稼働状況とパフォーマンスに関する情報の予測分析レポートを提供する、HPE CVTLのライセンス機能です。IT管理者がタイムリーに投資を行えるよう、利用量の評価基準を追跡する目的で使用することも可能です。
HPE Data Verificationは、HPE StoreEver MSL3040テープライブラリでサポートされるHPE CVTLのライセンス機能です。Data Verificationソフトウェアは、中断を伴うことなく、LTOテープカートリッジに保存されているデータの品質をプロアクティブにスキャンして検証することにより、データを確実に取得できるようにします。
標準のバーコードリーダーと取り外し可能なマガジンにより、テープライブラリの内外でメディアを簡単に管理できます。
高度なセキュリティ機能と信頼性によるリスク軽減
HPE StoreEver MSL3040テープライブラリでは、エアギャップによってテープに保存されているデータをネットワークから完全に切り離してオフラインで維持できるため、ランサムウェアの脅威に対する防御の最後の砦を築くことが可能です。
安価なHPE MSL Encryption Kitは独自の自己完結型暗号化ソリューションで、専用のソフトウェアやアプライアンスを必要とせず、最新のテープシステムに備わっているエアギャップ機能を強化し、サイバー攻撃やその他の敵対的事件の脅威を低減させます。
HPE Secure Managerライセンスによって、特定のサーバーを認証し、テープライブラリへのアクセスを制御することで、より確実なセキュリティレベルを実現します。未許可のホストからのライブラリへの妨害的なトラフィックはブロックされ、信頼性を向上できます。
高可用性パスフェイルオーバー機能は、ホストをライブラリとドライブファームウェアに連結して使用することで、複数のSANにわたる複数のパスを管理します。アプリケーションへの単一のドライブパスまたはロボットパスを提供し、元のパスが失われた場合は代替パスにコマンドを自動転送します。
- 1. 2 LTO-9メディアで640スロット (2.5:1圧縮時)
- 3. LTO-9メディアで13スロット (2.5:1圧縮時)